永康 越唱越 演唱會
99年3月7〜8日 香港コンベンションセンター
99年3月10日〜14日    香港體育館

  前回、「To be continued 1999」の前ふり通り、やってくれましたコンサート。今回は紅館だけでなく追加の追加でコンベンションセンターでまでやってしまうという、もうとどまるところを知らないかつては想像だにできなかった勢いです。
 今回、外でなんとパンフレットを売ってました。$20なり。香港歌星のコンサートではほんと珍しいことです。パンフレットといっても中身は簡単なプロフィールと12月のコンサートのポスターなのですが、常々「何で作らないんだぁ」と密かに訴えて(?)きたので、これは大きな一歩、これからにも期待したいなぁと思うのでした。
  ほんとはPM8:15スタートなのですが いつものことで8:30頃スタート。始まりは前回と同じ、サンバのリズムの前奏と康仔が踊ってる映像が続き、それがおさまった途端、舞台の上段からいすにもたれかかった康仔がせり上がってきて、定番「没有季節的火花」でスタートです。

TM状態の康仔 服はおそらくプラダ 今回も歌は鳥肌ものの素晴らしさ。12月と違い、余裕も感じられました。
 その余裕がある分を彼はいかに自分をセクシーに見せるかに費やすのでした。例えば「SOL#4」をうたいながら、素肌に着てるジャケット(左写真)のジッパーを下げるのですよ。もう誰が興奮しないでいられようか(笑) きっと康仔はこの反応をわかっておもしろがってやってるにちがいない。それにキット・チャンとのデュエットでも寄り添う、触れあう、見つめ合う・・・観客の「きゃぁ〜!」「うお〜っ」の声に歌声がかき消されそうでした。
 あと、「TM Revolution 康仔」。まさに左写真でございます。風を受けて歌う姿にふつうなら「かっこいい!」っていうんでしょうが・・・ツッコミにはしってしまうんだなぁ(^^;)

 舞台効果ではビデオ映像が多用されたのが印象深いです。12月でもやった「壹號皇庭」「妙手仁心」からの映像(女性と一緒に寝てるUncle、フェイと釣りデートするUncle、サミーを泣かすUncle、バイクの後ろに乗っけてもらう阿Gilなど)、12月もそうだったのですが、これがでると決まって観客は笑うのです。あまりにも今とちがってイケてないのもあるのかも。メガネはずしてヘルメットかぶせられる阿Gilの顔があまりに間の抜けた顔だからかも・・・言いたい放題だな(^^;)
 あとキット・チャンとの「来夜方長」のビデオも流しました。これは遅かれ早かれMTVとして見られると思います。
 TVB俳優の方々がどんどん出て歌う「有人喜歓藍」ビデオも。ハンディビデオで撮ってる感じで、ベッドでうごめく欧陽震華や歯磨きしながら歌う林保怡、やっぱしかっこよくきめて歌う呉啓華、チャーミングな張慧珊などなど、これまたたまりません。
 それからみなさんおまたせ注目のSEXYビデオ!「Careless Whisper」を歌う後ろで流されたこのビデオ、今回は脱ぎませんでしたが、抱き合ってキスまたキス。でここでも風に吹かれてる(笑)これは説明するよりみていただくのがいちばん!ということで今回の別ページSO NICE!?では写真てんこもりにいたしました。見て興奮するもよし、つっこむもよし、笑うもよし(笑)
  あ、忘れてはいけません、今回のフレグランスはCalvin Klein の ETERNITYでした(^-^)。お部屋にシュッシュッ、これは康仔的フレグランスの楽しみ方なんだそうですよ。次はなんだろ。OBSESSIONはやめてほしいなぁ(^^;)。

 肝心の歌について。わ〜い、わ〜い。
 今回も歌ってくれました「La La La Lovesong」。あいかわらずの発音のよさ、歌うたびにうまくなってるように思うのは気のせい? 今回はその曲の間に張震獄の「愛の初体験」をはさみました。どうもこれってもともと日本の曲らしい、と聞いたのですが。12月での「熱情的砂漠」も日本の曲らしいので、ここは『日本の歌コーナー』だったのですね、いまさらながら気づく日本人。でも原曲がなんなのか未だにわからない・・・
 12月に続いて黒人シンガーズも出てきました。今回は真っ赤なチャイナ服です。前回歌ってくれなかった「愛極甜」を歌ってくれて個人的に非常に満足なのでした。あとスタンダードな1曲「my girl」もアカペラで。個人的にいちばん盛り上がったところでした。
 握手タイムでは「對面的女孩看過来」。ゲストの呉國敬(梁漢文の時もあったそうです)がカメラを持って、ふたりで歌いながらアリーナ席をまわるのです。舞台上のビジョンにでかでかと写ってしまうのでファンは下手な真似はできない、本人たちは身の安全を確保できるという、実にあっぱれな作戦でした。ふたり、すごい楽しそうな顔してるでしょ?(笑)
  ちょっと語ったあとは「四大天王(−2)タイム」。リヨンの「我這様愛イ尓」と学友の「藍雨」!みごとに康仔風になってました。 12月は華仔を歌ったし、アーロンのも歌ったことあるらしいので、これで四大天王制覇なのです。

 ゲストについて。わたしが行った13日は呉國敬キット・チャン(陳潔儀)でした。「越吻越傷心 with Eddie」をようやく歌ってくれました。出し惜しみしてた?(笑) キットとは「従不喜歓孤單一個」と新曲「来夜方長」。その後二人とも自分の持ち歌も披露しました。普通はここで主役は次の準備なんだけど、Eddieが歌ってる時康仔は後ろの方で座って聞いていたのでした。
 あと、花束ゲストがアニタ・ユン!最初客席から上がってくるのが誰かわからなくって、康仔が一般ピープルをやけに丁重に扱うのでおかしいなぁと思ったらアニタでした(^^;) 
 そう、このコンサートではゲストの歌のときでも立ち歩く人が少なかったように感じました。わたしは康仔以外では周華健のしか見たことないけれど、もっと人の移動が激しかったように記憶してます。
 ビデオゲストは張衛健、梁漢文。まず12月にやったビデオが繰り返されました。あそこでディッキーは「昔の康仔ならそのままで猪八戒ができるぜ」といってたそうで、言ってることを知ってひとりで感激してました、ははは。
 で今回は・・・やっぱわからないの(T_T) 壁には康仔の小さいときの写真(素っ裸)が貼ってあって、ディッキーが棒で目やら口やらを指しながらなにやら話しするのです。だんだん下半身に移るにつれ、話もますます悪のりの様相を呈してきて、おちんちんのところでこれでもかってほどバンバンバン!!!とたたく、たたく。(ちょうどやしきたかじんがなにやら力説してるときのあの仕草−すいません関西人限定)だんだんエドモンドが話についていけなくなって、ただただ笑ってる。観客バカ受け。・・・また悔しい思いをしてたのでした。でもとりあえずキット・チャンとデュエット笑ってる自分が一層悔しい(T_T) 
 そう、今回はふたりに言わせっぱなしではたまるかと朋友(アンディ、エドモン、ディッキー、エディー)の子供の頃の写真がビジョンに写されて康仔の反撃があったのでした。 これでさんざん観客を笑わせておいて、つぎの瞬間しっとり歌ってムードをがらり変えてしまうんですねぇ、すごい。

 とこの日はとても少なかったんだけど、千秋楽はやはり多かったそうです。悪友(!?)許志安、張衛健、梁漢文にはまた歌うときのしぐさや踊りを真似され、つっこまれてたてたそうです。またその真似がうまかったらしい(笑) キット・チャンのかわりに「来夜方長」の作曲を手がけた黄丹儀がデュエット!あと御大ゲストはアラン・タム校長。「越吻越傷心」をデュエットしたのはいいがふたりとも主旋律をうたってひっこまず、Eddieが見かねたのか出てきてハモったのはいいが声量に勝てず・・・。あげくに康仔と一緒に校長恒例の「ご意見」をうけてしまうという、Eddieにとっては実に災難だったそうです。よくがんばったEddie、みんな君の味方だ! あと成龍大哥も客席から登場して、おなじみ「明明白白我的心」を歌われたそうです。

  さて、MCのなかでちょっと感動話を。 
  コンサートが始まって3日目が終了、康仔自身はその日の出来に大満足でいい気分だったそう。ところが阿Sueはそれで満足してはいけないとたしなめた。その時はふたりでけんかしてしまったそうなのだけど、後でそうやって自分のことを想ってくれる阿Sueをとてもありがたく思ったそうです。そして、歌いながら涙が・・・ いい話ですぅ。おおっぴらにけんかした話をするとはバカ正直な、でもそんなところがいいところでもあるし、彼女の忠告を素直に聞けるっていうのはやはり大人。文句なしぴったりのパートナーですね。 

  長くなってしまいましたがいかがでしたでしょうか。乱文におつきあいありがとうございました。千秋楽の様子を教えてくださったみなさんにも御礼申し上げます。
  最後に何を歌ったかを(13日)。今回はばっちりです!

 ・没有季節的火花  ・信不信由イ尓  ・譲我暖一些  ・假使有日能忘記  ・割愛  ・La La La Lovesong  ・愛の初体験  ・SOL#4  ・情来自有方 ・従不喜歓孤單一個  ・来夜方長  ・有人喜歓藍  ・最深刻的愛  ・愛是這様微妙  ・絶情   ・独立宣言  ・my girl   ・愛極甜   ・Careless Whisper  ・越吻越傷心(with Eddie)   ・對面的女人看過来  ・我這様愛イ尓  ・藍雨  ・失眠  ・男人不該譲女人流涙  ・従来未發生  ・假使有日能忘記  ・不想獨自快楽(Version 2.0) 〔アンコール−越吻越傷心〕


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