蘇永康 SO I SING 08 演唱會レポート
−珠玉の3日間−

 HO太さんからレポートをいただきました!
ありがとうございます!
今回HO太さんは全日程見てこられた中の
初日と2日目を中心にレポートしてくださいました。
特に初日は歌った曲やMCの内容が少し違って
いたそうで、どんな話をしたのか気になります(^o^)。
また、中華圏コンサートおなじみの花束贈呈にも挑戦!
その緊張感も感じられるレポート、お楽しみください(^^)。


「香港コンサート決定」のニュースが飛び込んできたのが7月末。9月中にはチケット発売ということで、悩みました。3日間全部行きたい!でも11月中旬なんて時期に4日も家を空けていいのか?!(家には受験生がいます。)でも、6年ぶりの香港でのコンサート。最初の一声がどうしても聴きたくて、3日間行くことにしました。

 日本のファンから何を贈ろうかとあれこれ考えたんですがなかなかまとまらず、皆さんからのメッセージをハンカチにプリントして、万国旗のようにつなげてあげることにしました。

メッセージのプレゼントメッセージのプレゼント

 いざ初日。香港ファンのCandyさんが手配しておいてくれた花束を、ほかの香港ファンの方たちと受け取りに、花屋市場通り・花墟道へ。大きな花束を一人一つ抱えてタクシーで会場の國際展貿中心へ移動しました。匯星(Star Hall)は初めてです。

 香港のファン、香港在住日本人のファンと合流して会場へ。香港ファンの皆さんがブースで広東語新譜「SO I SAY」と6月に出た國語新譜「擁抱」、ポスターを販売しています。「広東語2枚ください!」「広東語2枚!」居酒屋みたいに元気のいい応対、みんなウキウキしてるんですね。

 早めに会場に入ると、席には細長い風船のようになるもの(?!)2本組、拍手がわりにボンボンするやつが置いてありました。メディアが写真や映像を撮ってます。私たちにもビデオカメラを向けられたので手を振りました。

 8時半を過ぎるあたりでようやく会場がいっぱいになると・・・白い人々が登場。バンドメンバーがみんな白い服でそろえてるんです。そして、ケ建明(ジョーイ・タン)のギターが鳴り始めました。

 ここからは、Tootieさんがレポしてくださってる通りです(笑)ただし初日だけ歌った曲が1曲。ピアノとウッドベース大活躍のジャズ調「不想獨自快樂」のあと、「結婚って、どうなのよ?」みたいなMCが始まりました。恋愛中は楽しいけど、結婚するとお互いに「あんたは結婚してるくせに毎晩遊んで」「おまえは結婚してるくせに○○××」みたいなことになる、とお得意の喋りで目に見えるように描写してくれます。「そんなの嫌だよね」みたいな話から「婚戒」を歌い、そんな鬱陶しさとは無縁の素晴らしいパートナーに捧げる「紅顔知己」へ続いていきました。MCがあんまり受けなかったのか(?!)2日目からはカットしたんですね。デートの4段階のほうがわかりやすくてグーです(笑)

 その初日、花束とプレゼントを渡すまでは緊張が…。今回は警備の人とCandyさんが相談して、渡すタイミングと順番をしっかり指示されることに(昨年の台北では適当に見計らって突撃しました)。実際、曲と曲の間が短くMCも少なく、こんなにサクサク進むコンサートは珍しい! ようやく私たちの番がきて、アンコールが始まったところで舞台下で待機。初めて聴く「浪陶沙」を「いい曲だわ〜」と思いながらドキドキ。曲が終わった瞬間に康仔のもとへ、香港ファンの方に続いて私も大きな花束を渡し、肝心のプレゼント―万国旗もどき―を袋から取り出しながら、「ちょっと持ってて!」と康仔にお願いしちゃいます。

 「持つ?」すでに二つの花束で手がいっぱいの康仔、ちょっととまどいながら渡されたハンカチの端を持ってくれました。1枚目は無印良品の都市シリーズでTOKYOの地図がプリントされたハンカチ。2枚目からのメッセージを康仔に読んでもらおうと思ったら、「読んで」とマイクを向けられてしまい、拙い広東語と英語で読み上げました(汗)。私自身のメッセージは日本語(ひらがな)にしたので、「これはあなたが読んで!」と康仔に読んでもらいました。「き」が難しかったみたいです^^; 最後の1枚は「日本」で締めました。

プレゼントを渡した瞬間!!

 (考えてみたら、このプレゼントは日本から駆けつけたファン全員がそろう最終日に渡せばよかったんですよね〜。初日は日本からのファンは私だけだったので、花束は渡したかったんですが・・・。初日に花束、最終日にプレゼントにすれば皆さんに見ていただけたわけです。気がつかなくて申し訳ありませんでしたm(_ _)m

 席に戻ると「老死」。03年「笑下去」収録のこの曲は、今回ぜひ歌ってほしいと思ってました。スクリーンに始まる前に録画した観客の映像が次々流れます。ディッキーや安仔、エドモンはポンポン膨らましてる(笑)私たちの映像も出ちゃった^^; 格別でした。

 このあとは「越吻越傷心」だけで、本当にあっさり終わった初日でした。11時には終わってたような?(香港のコンサートとしては、ありえねー!でしょ?)

 2日目も大きな違いはないんですが、歌もアレンジも初日より洗練されたように感じるのは、気のせい? 康仔自身も初めての会場だし、リハーサルと観客が入った状態では違うから、1回やってみないとわからないこともいろいろあるんでしょうね。細かいところで修正してきたものと思われます。

 この日は「從不喜歡孤單一個」をデュエットしたのが唐素h(チェルシー・トン)でした。康仔と同じ金牌の新人です。まだCDデビューは果たしていませんが、きれいな声でしっかり歌ってました。

 アンコールでは「越吻越傷心」のあと、観客の歓声にこたえて再登場。「じゃ、『情來自有方』ね」といったのにイントロが違う(笑)「『從來未發生』だった」と笑いながら、2曲とも歌ってくれました。

 最終日は2日目よりもいっそういい音、いい声、段取りもよくなって…日ごとに完成度が上がっていくのは素晴らしいですね。

 実は、最終日しかやらなかったことがいくつか。コンサートでは恒例の関係各位にお礼の言葉、述べたのは最終日だけで、初日と2日目は字幕のみでした。バンドメンバー紹介も、初日2日目はほとんどしていません。だから、雷頌徳(マーク・ロイ)が壇上にいたのも全然気づきませんでした(笑) Ted Loがジャズフェスティバルに参加することを、とても嬉しそうに紹介していましたね。「來夜方長」をデュエットしたCorinnaさん、最終日に流暢な広東語で自己紹介したのにはびっくり!歌えるのみならず、喋ってもネイティブ並みだった!

 もちろん、アンコールで三度出てきたのはこの日だけ。スクリーンに出た字幕「用最雄渾的聲音」(めいっぱい大声で)は最終日用にとってあったのか?!

めいっぱい大声で!

 コーラスメンバー(途中から登場のCorrinaさん以外の、スタートからいる女性と男性)だけ結局紹介されなくて、誰だろう?と悩んでいたのですが、最後にわかりました! 女性のほうが引き上げていくときに「Angelita!」と呼ばれていたのです。追いかけて尋ねてみると、香港でジャズボーカリストとして活躍するAngelita Li(李安h)さんでした。男性はいつもの仲間、雷有輝(パトリック・ロイ)とのこと。そうじゃないかと思っていたんですが、なんだか雰囲気が違って見えたので、確信持てなかったんです。わかってよかった(^^)

 コンサート当時は版権の関係でDVDは発売されないと言われていましたが、問題が解決してDVD発売の見込みとなったそうです。もう一度あの感動を味わえる日を楽しみに待ってます。


 そうなんです!コンサートCDやDVDが今後発売されるそうです!ほんとに上質なコンサートだったので今回行けなかったみなさんにもぜひとも聞いてほしいです!!

 

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