蘇永康聴情歌台北演唱會
2007年11月9日〜10日 台北国際会議中心 大會堂
待つこと4年。とうとう、この日がやってきた!いてもたってもいられず、10日のみですが、行ってまいりました。
しかし。わたしにとって初めての台湾。MCはもちろん通して北京語。故、MCはほとんど聞き取れませんでした…(泣)。加えて私自身異常な興奮状態であったことも加え、全てをお伝えするにはあまりにつたないレポかもしれません…先に謝ります、すんません…
今回コンサートが行われたのは台北101ビルの近くにある台北国際会議中心。 ロビーで開場まで待ってると、スタッフの人がやってきて「写真を取らせてください」とのこと。なんとも思わず日本迷のみんなで写真に収まったのですが、これがあとでびっくりなことに…。
ほどなくして開場。3000人強ほどの決して大きくない会場ですが、じっくり聴くにはちょうどいいキャパです。花道が左右2本。花道の近くの席だったので間近に歩いてくるのかと思うともうそれだけで興奮が頂点…(苦笑)。 場内は満員御礼でこっちまでうれしくなります。ニュースによるとチケットは即日完売になったとか。
PM7時半を少し過ぎて、”愛似狂潮”でスタート! 音楽が流れる中、いつ出るかとワクワクしてたら突然後方からすごい歓声がっ! なんと客席の中段にタキシード姿の康仔が立ってました! 歌いながら花道を通ってステージへ。 もう早々と間近に康仔が通っていき…その上立ち止まって歌ってる…わたしのボルテージも急上昇です(^_^;)。
続いて”我一直都在””SORRY”と続きます。私は始まったばかりなのに感極まって涙が…後ろにいた香港迷が肩をたたいて、うんうんとうなずいてくれました。きっと迷はみんな同じ気持ちだったんだと思います。みんな、み〜んな、この日が来るのを待ってたんです。
あいさつと感謝の言葉を言う康仔も客席をまんべんなく見ながら、きっと感慨深いものがあったのではと思います。待ってたのは康仔も同じですもんね。
台湾でのコンサートですが、広東語曲も少しですが歌ってくれました。ステージ上のスクリーンには歌詞が映し出されます。服を着替えて”没有季節的火花”でせり上がってきて再登場。この曲はいつも会場を盛り上げてくれます。そして”有人喜歓藍”ではおなじみの映像が登場。これまでもあっためちゃくちゃだるそうに歌う李克勤や自分の宣伝をしながら歌う陳小春などに加え、黄子華やTWINSのふたりも登場してました。
で、映像が終わった頃、どこからか違う声がすると思ったら、なんと、なんと、梁漢文と許志安が舞台袖から登場!!!康仔もびっくりしてました。
9日ではゲストはなかったそうです。これまでの報道でもこのコンサートにはゲストは呼ばないとのことだったので、観客もびっくり!!3人で歌い終えてしばしお話。2着目の衣装、上着の中は左肩の出たニットなのですが、それを早々に突っ込まれてました。
やがて二人は舞台を下りましたが最後まで客席でコンサートを楽しんでました。康仔がアンコールのときに客席の二人に感謝を伝えるとうれしそうに手を振ってました。台湾まで駆けつける、なんてすばらしい義兄弟。
あと一人の兄弟、張衛健ですが、後半にビデオで登場しました。(このビデオには字幕が出てたので言ってることがわかってうれしかった〜)
「え、コンサートのキャパ3000人ちょっとだって!? おいおい、ジェイは3万数千人だぞぉ!?」で会場爆笑。10日はジェイ・チョウのコンサートの初日だったんです。実際のジェイの会場キャパは30000人弱だったらしいですけどね。
さらにたたみかけて「・・・でも大丈夫だ。いつか台湾で30000人のコンサートができるさ。…ん?生きてる間にできなくても大丈夫だ!そのときは30000人の観客を焼いて送ってやるぞっ!!」に大爆笑。(ご存知の方も多いと思いますが、中華圏では亡くなった方を送るときにあの世で不自由しないようにと家や車やお金などを紙で作ってそれを燃やす習慣があります。) こんな冗談言えるのはこの兄弟だからこそ。爆笑させてもらいながらも彼らの絆の強さを感じました。
持ち歌以外ではレスリーの”追”や”NewYorkNewYork”を歌ってくれました。”追”の時にはこれまでお世話になった人、羅文やレスリーやアニタ・ムイの話をしてました。
このコンサート、開催が決まってからYahoo台湾に公式ブログが公開され、最新情報やリクエストやコメントが書き込まれてました。
幕間にこのブログに寄せられたメッセージがスクリーンに映されました。どれもこの日を待ちわびる言葉ばかり。見ててまたも胸が熱くなるわたしなのでした。
別の幕間ではスクリーンにいろんな人の写真が。ほどなくしてなんとわたしたち日本人ファンがスクリーンに!!!!! 開場前に撮った写真はこのためだったんです。びっくりしましたよ〜。 この日来た多くの観客が写真に収まり、スクリーンに映し出されました。みんなうれしそう。ここでもじ〜んときてしまいました。
今回のコンサート、この幕間の映像のように、ようやくやってきたこの瞬間、この喜びをみんなでわかちあう演出が目立ちました。 2本の花道を設けたのもその気持ちからできたように思います。康仔はこの花道を使って、多くの観客のそばで歌います。背もたれに腰掛けて歌ったりするんです。もうその席に座ってた人にしてみたら卒倒しそうに違いない(笑)。 そして花道の端まで行って遠くの観客に向かって歌います。近くの人にも遠くの人にも楽しんでほしいという気持ちが伝わる、これまでになく暖かいステージでした。
観客席からは後半は1曲ごとに贈られてるのではないかというほどの勢いで花束やプレゼントが。康仔はひとつひとつ丁寧に受け取って、お茶のペットボトルの差し入れがあったときにはMCの間にほんとに飲んでみたりして、これまたプレゼントしたファンにしてみればこれ以上うれしいことはないと思いますよ。
しかし、その花束でちょっとしたアクシデントが。ファンから花束を受け取った康仔。その花束を持ちながら歌いかけた時、花束から水が漏れてしまって服にかかってしまったんです。康仔もちょっとあわててしまってさすがに「ちょっと待って!!」って音楽を止めちゃいました。客席からは「大丈夫?」の声が。康仔は笑いながら「もう一度最初からね」ってやり直しとなりました。 さすが、サッと会場の雰囲気を切り替えてくれました。
”愛一個人好難”で舞台から去る康仔。でもそれで終わるはずもなく、早々にアンコールは”飢餓”からスタート。
もちろん超定番”男人不該女人流涙”も歌いました。でも、康仔からの投げかけで会場大合唱!もちろん私も歌いました。気持ちよかった…(涙)。
アンコールでは康仔は後ろの客席に歌いながら向かっていきました。ちょっと行って帰ってくるのではなくて、まんべんなく、じっくりと。当然のことながら、写真のようにもみくちゃ状態。それでも歌いながらみんなに握手してまわるのでした。康仔の気持ちは「全員にありがとう」だったんでしょうね、きっと。 あまりにももみくちゃの状況に遠くからみててひやひやしたのですが、何事もなくほっとしました(^^)。
最後の衣装は前の3着とはがらりと変わってカジュアルに。ものすごくかわいいペンギンセーターですが、シャネルです(笑)。シャネルもいろいろあるんだなぁ。
最後の最後は”My Way”でお開きとなりました。
全33曲。ゲストコーナー一切なし。終わったのはなんと11時ごろ。ほぼ出ずっぱり。こんなコンサートは今までなかったです。それくらい、康仔のこのコンサートにかけるこれまでにない強い意気込みを感じました。
10日の新聞には康仔の新聞記事が数紙に載ったようですが、買いそびれました…(-_-;)。 11日の新聞では1紙だけ載ってました。
「日本や香港からもファンがやってきてコンサートを楽しんだ」と書かれていて、ちょっとうれしいやらはずかしいやら。
あと、”男人不該女人流涙”のとき、康仔は「かつてしばらくの間、この歌を歌う勇気がなかったときがあった」って言ってたそうです。みんな想像してたのではないかと思うのですが、やっぱり、そういうときがあったんですね…
それから、一緒に書いてたこの話は確か3兄弟が一緒にいたときだったと記憶してるのですが…。
もし康仔に子供ができたら。
「名前は男だったらドルチェ&ガッバーナで女だったらシャネルだよ」ってさ(笑)。シャネルならありえそう…(爆)
康仔は次の日は台北の行天宮へ行ってコンサート成功のお礼参りをする予定だと記事には書いてました。行けたのかな(^^)。
では、10日歌った曲リストです。
1.愛似狂潮 2.我一直都在 3.Sorry 4.イ尓変了 5.盲人 6.真話傷人很痛 7.譲dongイ尓的人愛イ尓
8.没有季節的火花 9.有人喜歓藍 10.愛已離開 11.幸福離我們很近 12.他愛了我好久 13.最好的祝福
14.我為イ尓傷心 15.追 16.悲傷止歩 17.舊愛還是最美 18.如果這是我愛イ尓最好的距離
19.忘了怎麼説愛イ尓 20.乘虚而入 21.我們都是貪愛的人 22.相遇太早 23.無法開口 24.NewYork NewYork
25.愛一個人好難
<アンコール>26.飢餓 27.sha子 28.男人不該女人流涙 29.原来思念也有生命 30.我不是愛過就算的人
31.不想独自快楽 32.當我們擁抱的時候 33.My way
次、康仔に会える日はそれほど遠くありません。楽しみに待ちましょう(^^)。