安康演唱會レポート

 

 ◎Shou_chongの笊日記 Part3

個人的メインイベント

とは、要するに花束プレゼントのことです。

まさにその現場!?…かはわかりませんが、花束受け取る康仔。もともとプレゼントを渡すという発想は皆無だった私。(モ○○ビの「会いに行こう」が企画されていれば話は別。)このステキな企画はご一緒したTさん発案によるものでした。コンサートの主役、指揮者の葉さん、安仔、康仔、全員に花束を届けたい、と思われたTさんは、三日目に花屋さん街でりっぱな花束を三つ調達してきてくださいました。葉さんにはご自身から、安仔には熱烈な安仔迷のSさんから、康仔にはshou_chongから届けたらよいのでは? というご提案。驚きつつもありがたいお申し出と受け入れ、花束を抱えいざ会場へ

コンサートの半ばころでしょうか、ころあいを見計らって席を離れ、警備のお兄さん方に花束プレゼントをしたい旨を伝える私たち。説明に多少手間取ったものの、許可が下りたとみえ、一人のお兄さんが私に向かい「William担当の君、ついておいで」と言うので、おとなしくついていきました。ステージの前までくると「ここで渡せ」という合図。でも、康仔と安仔はトークの最中でまだ私の存在には気づきません。が、やがて足元になにやら黒い影(私)があるのを発見した康仔が、こちらに目を向けました。私の顔を見た康仔は一瞬「あ!」という顔をした後、素直に嬉しそうににっこりして、「Thank you.」と言って花束を受け取り、握手をしてくださいまいました。(急に敬語になってる)ああ、至近距離でお姿を拝め、握手までしていただいて、もう、無上の喜びです。(ホテルを出る直前まで陶[吉吉]の出るTV番組を見て、きゃあさんと一緒にはしゃいでいたことは内緒です。)しかし、どうして康仔はあの花束が安仔用ではなく自分用だと思ったのでしょう。確かに私はやや康仔寄りの位置に立ってはいましたが、安仔の方が先に私に気がついて手を差し出してくれていたら、そしてあらかじめの取り決めさえなければ、予定変更で安仔に花束プレゼントしていたかもしれません。(みなさん、殴らないでー!)勘のいい康仔、鈍い安仔(←Sさんが抱えていた花束も自分用だとは気がついていなかったらしい。)ってことなんでしょうか? あるいは康仔が私のことを覚えていてくれたからでしょうか? 真相はどうあれ、そう考える方が幸せですね。もしそうだとしたら、去年のコンサートでCDをプレゼントしているので、その印象が強かったのだと思います。おそるべしCDの威力!

ともあれ、無事に任務を果たした私は、そそくさと自分の席に戻りました。Tさん、Sさんも少し時間はかかったものの最終的にはお目当ての相手に花束を届けることができて、めでたしめでたしでした。

○ しめくくり

 今回のコンサートはセット、衣装はともかく、構成自体はシンプルで歌をじっくり聴かせるものだったと思います。ただ、欲を言えば、せっかく二人で、しかもオーケストラをバックに歌うのですから、もっと二人の絡みを増やして、今までとは一味違う大人の安康を見せてほしかったなあと思いました。ただ、そう思うのは私が日本人だからかもしれません。香港のお客さんがコンサートに求めるものは、たぶん新鮮さよりもおなじみの安心感なのでしょう。もしかしたら、会場にいるお客さんが百パーセント安仔、康仔のファンであるならば、多少の冒険も許されるかもしれません。しかし、実際には、四日間ともファンだけであの広い会場を埋めるのはやはり無理でしょうから、どちらのファンでもない、単にコンサートというものを楽しみたいだけのお客さんもかなりの割合でいると考えるのが自然です。そうなると、広い層にアピールする最大公約数的なステージになるのはいたしかたないのかもしれません。(そんなことをご一緒したTさんと話したりしました。)それは承知の上なのですが、でも、今後は新しい要素も取り入れて、変化し続ける安康を見せてほしいなあと思うのです。

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