蘇永康 給那誰的演唱會

2011年11月8日、9日の2日間、香港体育館で行われました今回のコンサート、8日だけですが行ってきましたのでその様子をレポートします。
舞台 

今回の舞台は1面のみ。始まる前は写真のようにスクリーンが張られてますが、オープニングはこのスクリーンに映像が流れました。ジャン・ラムの作。ミシンやボタン、メジャーなど服飾をテーマにした映像です。
そののち…




コンサート一曲目、”別将音量収細”とともに康仔が登場!なんと振袖風! 


今回のコンサートはこれまでにも増して衣装にも力を入れていて、この衣装は香港のデザイナーがこの日のためだけにデザインしたもの。 サングラスはレンズがヒョウ柄(どう見えてるんだろ?)、髪型はソフトモヒカンな感じになってます。






3曲歌い終えて、このコンサートが2日間ともチケットがソールドアウトになったことの報告と感謝の言葉が。


その後、”来夜方長”のイントロが流れて…







なんとキット・チャン本人登場!観客からも大歓声が上がりました。


歌い終えて「きれいね〜」ってえらくほめるキット。ちょっと照れながらも悪い気はしない感じの康仔(笑)。


キットはこの後、ソロで”今生今世”(レスリーが歌った歌ですね)を歌いました。






着替えて再登場。こちらも特別デザインの衣装です。この衣装、ふわふわな上着を脱ぐと…




ちょっと写真がブレて申し訳ないですが、背中が丸見えになります。


観客から「かっこいい〜!」の声がかかり、「…もう一回言って」とアンコールを求める康仔(笑)。


ここで康仔の歌の歌詞もたくさん手がける黄偉文(Wyman)の話に。香港一のファッションマニアであるWyman、康仔も同じ服好きであることもあって彼とのエピソードも多いんでしょうね。詳しい内容は聞き取れませんでした、すいません(/_;)




黒色禮服”を歌うときは前回のBig Fourコンサートと同様、黒色の服ファッションショーの演出が。




二人目のゲスト何韻詩が登場。”従不喜歓孤単一個”をデュエット。彼女の衣装も康仔のコンサートに合わせたようなマニッシュな作り、彼女に非常に似合っていました。康仔のこともお兄さん的な存在みたいなことも言ってました。





3回目のお着替え。確かアルマーニだったかと。


昔出演したドラマの話をして(服は自前だったこととか)、このあたりでファンサービスが始まりました。歌いながら客席の端まで行って握手してくれたり、一緒に写真に写ってくれたり。MC中にも客いじり、ある人は「いい時計してるねぇ」なんて目をつけられてました(笑)。長くいじられた人にはお礼にカラオケボックスnewayのチケットをプレゼント。「行って僕の歌を歌ってね!」なるほど、そういうことか、うまいねぇ(爆)。
新人歌手の鄭嘉嘉が紹介されて彼女のピアノ伴奏で”不想独自快楽”を歌いましたが、途中で舞台からはける康仔…


スクリーンには舞台チェンジを思わせる別の映像が。そして登場したのは




ラジオDJで作家でもある卓韻芝。新アルバムの中でも語りつきの”那誰”=”那誰没有下次”で声の出演をしてますが、ここでも同じような感じで語りが入ります。 写真ではわかりにくいですが、「How to Forget」って言葉が乗っかったカツラかぶってます(笑)。


語りが入った後、康仔、4回目の着替えで登場。これは康仔自らのスタイリングです。




カサブランカ”をしっとりと歌ってくれました。スクリーンには映画カサブランカのシーンが流れます。


MCでは卓韻芝に衣装について「まるでタクシーね!」ってツッコミ入ってました(笑)。康仔もそこは乗っかって「どこまで行きましょ?」なんて返しをいれてました。


新アルバムに収録されてる曲”怎[多句]喉”を歌っているときのバックには久々のセクシーPVが登場!




しかし以前とは違って体を強調することなしにセクシーを表現しておりましたですよ。PVは夢と現実を行き来するような展開でした。
最後はおなじみ”男人不該譲女人流涙”でお開き!


なわけがない(笑)。康仔再びの登場!最後の着替えです。





陳百強の歌を歌ったあと、スペシャルゲストの登場!


なんと、ケニー・ビー!!


新アルバムには阿Bとのデュエットが2曲(”一段情””七日鮮”)も入ってます。いずれも阿Bの作曲。この日は”一段情”を披露してくれました。しかし、康仔の凝った服装と正反対の阿Bのなんとナチュラルシンプル飾らない服…でもこの存在感はすごい。康仔も少し恐縮しながらも、尊敬の念と今回の縁に感謝する思いを語っていました。

コンサートもほんとの佳境に。義兄弟Big Fourの姿を写しながら”老死”を歌い、”越吻越傷心”(この曲で必ず観客は手拍子を打つ(^_^;))で一層盛り上がり、舞台から消えました。
でもでも、このコンサートでまだ歌ってない曲がありました! 新曲の”那誰”。


トリを飾るこの曲、演出もこれまでと一味もふた味も違うものでした。

PVでも見られたような苦悩の様を男女のダンサーによる前衛的なダンスとこのペンキぶちまけで表現しているようです。これまでの康仔コンサートにはなかった演出でダンスの迫力も相まって一気に引き込まれました。




これで8日のコンサートは終了。再度のアンコールはなく、すぐに電気もついてアナウンスも流れてしまい、観客も早々に席を立つのでした。やはり平日だからかな…。

最後に8日の歌リストです。Facebookの康仔ファンコミュニティに載っていたリストを参考にさせていただきました。ゲストの歌は除いています。


1.別将音量収細  2.關不掉的収音機  3.SOL#4  4.紅顔知己  5.来夜方長(キット・チャンとデュエット)


6.独立宣言  7.有人喜歓藍  8.廉価情歌  9.黒色礼服  10.従不喜歓孤単一個(何韻詩とデュエット)


11.情来自有方 12.假使有日能忘記 13.従来未発生 14.燈火欄柵処 15.不想独自快楽(鄭嘉嘉とデュエット)


16.カサブランカ 17.Simple Love Song 18.[虫馬]蟻(許廷鏗の歌)(16〜18 卓韻芝の語り入り) 19.怎[多旬]喉 


20.失眠 21.男人不該譲女人流涙 


(アンコール) 22.深愛着[イ尓](陳百強の歌) 23.一段情 24.痴心的一句(23.24はケニー・ビーとデュエット)


25.老死 26.越吻越傷心  27.那誰




次のコンサートはいつ?気長に情報を待つしかないですが、音楽活動がこうやって順調に進んでるということは次は近いと思うことにしようと思います。




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